松竹座感想

レポはまだですが、これは8月中に書かんといかんやろというわけで、松竹座の個別感想です。
隠す内容でもないけど長いから畳みます。

  • 桐山君

リュウジとして、初日の開口一番が『どうも木村拓哉ですー違うか!!』だったのには度肝を抜かれましたが(笑)舞台上を自由に動き回って、アドリブ飛ばしてーで明るく正義感の強い主人公の(一人の)リュウジを好演していたと思います。特に脱獄決意の場面が後半がらっと変わって、というか本当に泣き始めてから、ぐっと良くなったなと思いました。セリフのニュアンスも変えてきたなと思う部分多かったですし。ただ、全てを自分で解決しようとする癖があるなあと今回の舞台で感じました。もうちょっと相手を信頼して(ないわけではないと思いますが)あげてもいいんじゃないかなあと。自分の世界から一歩でて周りを見てみる時期にきてると思います。ほら、もう二十歳だし。
という訳でお誕生日おめでとうございます(笑)

  • 中間君

シュンは結構早い内から出来上がってたかなあと。キャラクターとしてそこまで出てくる役柄ではないですが、飲み込んで咀嚼してから演じられているという感じでした。結構細かい所まで色々やっていたなぁと。ただ細かすぎてざっと舞台みた時に気づけない部分があったのは残念かな。『俺のせいや!』のあたりは感情的になったシュンの性格の幅が見えてよかったです。
ショータイムでは若干壊れ気味にアイドルやってる中間君も見れたし、満足です。

  • 濱田君

成長に驚かされた、というのを一番に感じます。元々やれば出来る子なのは知ってますけど、トシローの演技は凄かった。基本的に人が死んで云々な話は泣かない人なんで涙は出ませんでしたが、目が離せなくなるようなものをみせてくれました。…楽日は泣いたけど。あれは反則です。絶対、泣かしたろと思ってあれを持ってくる濱田君は結構Sなんだなと思い知った2009年でした。他にもMCで積極的に話に入ってきたり、しかもその話が案外面白かったりで、あほすきで実はしっかり成長していた濱田君が見れてよかったです。

  • 大智君

今回つくづく感じたのは君濱田君だいっすきだねっていう(笑)
今回弄られ通しだったので自分的好感度はあがりました。ぶっちゃけMCより自分がきゃっきゃしてる方が輝く子だけど、責任感が強いからそのバランスがなかなか難しくて大変そうとだなあと思います。って松竹座関係なくなってしまいましたが。

  • 浜中さん

通る声をしているというのが新発見でした。特に張った声の迫力が良かったです。そりゃあ歌上手いんだから声の使い方は上手いですよね。回を重ねるにつれてタイソンのキャラクターが濃いというか確立されていって愛すべきおばかさん*1になっていきました。特に脱獄計画中の巡回が覚えられないタイソンがめちゃくちゃ好きで、くず鉄のぶりっこの煽りに乗っかっちゃうタイソンも好きでした。皮肉やではないよね(笑)あとは小さい声の使い方かなあと思います

  • 菊岡さん

実は一番役に入り込んでたで賞(なんかいきなり賞作り出したよこの人)舞台の最初から最後まで役が一番崩れなかったなと。最初らへんはやっぱり『菊さん…(笑)』な部分がありましたが、後半はそういう風になることはなくて、スポット当たっていない小さな演技もしっかり役として動いていたのでとても良かったです。

  • 伊藤さん

棒にならないか、昨年のvacationから心配だったのですがそうではなくて、横山さんリスペクトな声の出し方に、やっぱり好きなんだなあと思いつつ、一幕前には毎回涙をながしていたカラスにすごいなーと思ってました。後半のレンとの会話の『パクリやろ』『パクリや』がテンポ良くて好きでした。気になったのはその泣いている部分でずっと後ろ向いてたので前向けはいいのにってのと、見せ場の『俺は、おおうそつきのカラスじゃー!!』が一息で言おうとしすぎてセリフ走ってたのが勿体無いなあという所でしょうか。

  • 薫太君

やっぱ器用!捨てキャラなはずのくず鉄をこんなキャーキャー言われるキャラに仕立てあげられたのは薫太君の力量かなと。お芝居についてはある行で声が浮くくらいでよく聞こえてるし、動き方分かってるしですごいなーと。あとはすぐに役がはがれちゃうのとダンスもうちょいがんばろうな!ってくらいですか(笑)

  • 龍太君

楽のテンションのあがり具合がかなり印象に残っている彼ですが。…去年の楽もちゅーしてたんだよな。兄大好きノリをがんばって(いやいやながらも/笑)演じてたなあと。演技中は兄ふりはらうの我慢しようね(笑)いや、最大限我慢した先の25日のふるさとアタックといういいもんを見せて貰いましたが。取りあえずやっぱり滑舌かなあ。『シュンやって』の声がゆるゆるなのとあれは立ち上がってほしかったなーっていう。

  • 龍規さん

はい、ぶっちゃけますと、幕が開くまで『きっとレンだろうけどレンは嫌だなあ』と思ってました。あらすじ読む限りコンビニ兄弟が一番適当だったので。だってキャラクター性が一切なかったのはコンビニとくず鉄だったんです。あとは優しいとか皮肉屋とかあるのに、なんていうか都合の良いように役割をくっつけただけの役な気がして。
蓋を明けてみるとそんなこと全然なくて。あらすじではまったく無個性なレンは情に厚い恥ずかしがり屋な可愛い青年でした。照れて自分の夢が言えなかったり、喧嘩が好きじゃないのに仲間がなにかあると一番乗り飛び出して行ったり(で人一倍殴られてたり/笑)レンらしさが一番出てるのは食堂のシーンだと思います。詳細は楽日レポにあります。
そんなレンを見せてくれた龍規さんに感謝です。役の掴みかたが好きだし声もよく聞こえました。体が大きいから動きも栄えてそんな姿が見れて嬉しかったです。
難は薫太君同様役がはがれやすいのと一回ぐっだぐだな日を見てしまったことでしょうか(笑)これからもお芝居のおしごとがみたいと思いました



取りあえず時間がたりずメインキャストだけですが。
ともかく皆さんお疲れ様でした!すごい良かった!!

*1:当然誉めてます